TOHYO CYPHER

T.B)あれは来ていたお客さんも参加をする形だったので、凄いよかったですよね。観客も凄い楽しんでました。ここで、アーティストのお二人に質問なんですけど、今回の「TOHYO CYPHER(トウヒョウサイファー) 」に参加するにあたって、意識してライブのセットリストを組まれたりしたんですか？

KEN THE 390 以下 390)いや、僕はライブではいつものクラブやフェスと全く変わらないセットにしました。もちろんサイファーに関してはお題に対してラップしましたけど、ライブに関しては「ライブをしてください」と元々言われていたのでいつも通りでしたね（笑）

T.B)じゃあライブではTOHYOサイファーや東京都を意識せずに？

390)ないですね。勿論”選挙に行った方がいいよね”っていう意見は持ってるんですけど、今回は僕らがいつも通りのライブをすることによって、人が集まってその人達にとって”選挙権が18歳からになったんだ”って事が伝われば良くて、敢えて僕が選挙に行こう！っていうラップをするよりは、いつも通りのライブをして盛り上げて、あのライブ超良かったよねって言ってもらうことが使命だと思ったので、MCも入れず、ただ盛り上げて、終わった後のトークだけ喋るみたいな。だから曲をいっぱいやろうと思って。

出典：109ニュース　シブヤ編集部

T.B)じゃあいつも通りの自分を出してって感じですね。

390)そうですね。逆にスッゲーいつも通りだなと思って(笑)普通にフェス出たときと変わらない気持ちになって(笑)

T.B)でもある意味観ている人達は嬉しいですよね。サルバドールさんはどうだったんですか？

SALVADOR 以下 サルバドール)自分はフリースタイルダンジョンとか色々なTV番組からHIPHOPに対して興味を持った人が多いと思っているので、客を巻き込むようなバウンス系の音楽よりも、ちょっとメロウな感じでゆったり聞かせられるよう音楽っていうか、自分の音楽、リリック聞かせる様な曲を意識して作っています。そして最近” Mutant Tokyo(ミュータント トーキョー)”っていう曲を作ったんですけど、ライブをするのがTOHYOサイファー初めてだったんですよ。トーキョーっていうワードと投票とかあったんで、そこは“投票だぜ”“俺も”“18歳で”みたいなとこはちょっと入れました。この曲ならちょっと知ってくれてるかなって思った“Love here(ラブ ヒア)”っていう曲をやって、5分間でも分かりやすくしようとしました。ある意味ポピュラーにしたかったみたいな。

T.B)TOHYOサイファーを通じてメッセージを自分なりに伝えたかったんですね？

サルバドール)そうですね。学校でも、今3年生になって選択の授業で現代文特講っていうのを取ったんですけど、それがちょうど18歳の選挙についての論文を書くみたいな。

一同)へぇ～！！！！色々凄い(笑)

サルバドール)そう、ちょうど・・・(笑)先生とそういう話しをしてて、広瀬すずさんが出ている18歳選挙権のPR動画とかを見せられたんですよ、学校で。でも、広瀬すずちゃんもあるんですけど、、、俺もこういうの出るんすよね。凄くないっすか？みたいな(笑)

390)それはスゲーってなるよね(笑)

サルバドール)そういう感じで、結構ニュースとかにもなってて、この前のテレビとかにも一瞬映ったので、母親が超上がってて(笑)

肥後) それ凄いキーなんですよね。今回アーティストさんの親御さん達が結構来てて、今まで、ストリートラッパーさんとかってあんまり親御さん達に言いづらい現場で活動してて、朝日新聞に出たって僕もマネージメントで入ってるTAKARABUNEから連絡が来て「ありがとう、音楽やってて初めて親孝行できた」って。それ言われたのが、一番嬉しかったんですね。もはや涙出てきましたね（笑)。

T.B)まさに18歳のラッパーが先生と親を巻き込んで(笑)

肥後)嬉しいですよ、、、意外と授業出てるっていうのも嬉しい(笑)いいと思います！(笑)

Writer : tokyobase

Photographer:Yuya Mochizuki